「在る」ということ

2012年4月2日

「在る」ということは、途方もなく神秘に溢れたことです。
世界は存在し、その中に様々な生命が存在します。
それらは「在る」のです。

野に咲く花は、ただ黙ってそこに存在しています。
大地に立つ樹も、ただじっとそこに存在しています。
石も岩も星、ただそこに存在しています。

「在る」ということが生命の本質です。
そこにはどんな意図も意志もなく、ただ「存在すること」だけがあります。

あなたは「在る」ということのの奇跡を感じたことはないでしょうか。
それとも「在る」ということは、当たり前のことなのでしょうか。

「在る」ということは神聖なことなのです。
それは命、宇宙、神であって、驚くべき事象です。
あなたは、ただ「在る」ことの美しさ、その神秘を感じたことがあるでしょうか?
どんな意図も目的もない、それ自体に無限の意義を含む、
ただ「在る」ということの大いなる神秘を―

ただ「在る」ということは、聖なる宇宙そのものの姿です。
しかもそれは、不断に創造されつつあるものなのです。
静かに立ってる木は、常に生長し、枯れ、そしてまた芽吹きます。
天体はただ在りながら、かつ動き続けています。

「在る」ことは、宇宙の創造であり、
創造とは「存在し続けよう」とする宇宙の意志です。


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