心の普遍性

2012年3月26日

心の問題というものは、人類共通の問題、普遍的で宇宙的な問題です。
どのような場所に住んでいようと、人種や文化の違いがあろうと、
私たちは等しく「人間」であり、同じ心の問題を抱えています。
恐怖、不安、悲しみ、葛藤、絶望、寂しさ―こうした心の在りようは人類共通です。

どの時代、どの社会、どの文明であろうとも、
同じ人間である以上「心」は等しく共通のものも、普遍的なもの、宇宙的なものです。
この人類共通の心の問題は、私たちが真剣に取り組まなければならないものです。
なぜなら、それが「生」だからです。
「生」を生きる、「生」と向かい合うということはそういうことです。

もし、私たちが自身の心の問題と向き合って理解しないならば、
人間の苦しみ、不幸、悲惨は終わることなく続いていくでしょう。

人類共通の「心」の問題に向き合うということは、「人類」の問題に向き合うということ、
「宇宙」の問題に向き合うということです。
時を超え、時代や文化を超え、人種や民族を超え、
ただ純然と「人間」という聖なる存在(生命)として生き、
それが抱える問題に真剣に取り組むこと。

そのとき、あなたは「個人」ではなく「全体」であり、
「一人」ではなく「人類」なのです。
あなたの精神が人類と宇宙の普遍性に目覚めるとき、
あなた自身が宇宙そのものとなるでしょう。
なぜなら、人間という存在、その生命は、宇宙そのものだからです。


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