自然からの声
2012年3月21日
自然は私たちにいつも何かを語りかけてきています。
私たちはその自然の声を聴いているでしょうか。
それとも無関心にただやり過ごしているだけでしょうか。
自然の声とは、生命の声、宇宙の声です。
その声は、私たちに大いなる美を、神秘を語りかけています。
しかし、自然がいくら私たちに語りかけても、
私たち自身がそれを聴かなければ何も意味はありません。
目の前で生きている草や花は私たちに語りかけています。
道端に何気なく転がっている石も何かを語りかけています。
果てしない空、そこに浮かぶ雲も星も私たちに何かを語っています。
その全ては宇宙の神秘、生命の奇跡です。
私たち人間は、これほどまでに無限で豊かな神秘に囲まれていながら、
その神秘と奇跡に対しての深い感受性を持ちません。
そのような乏しい感受性では、神秘は神秘でなくなり、
奇跡は奇跡でなくなり、世界は灰色の色あせたものになってしまうでしょう。
なぜ私たち人間は自然の生命の声を聴かなくなってしまったのでしょうか。
娯楽や人工的なものばかりに心を奪われているからでしょうか。
仕事やお金、世間的な成功や野心ばかりに囚われているからでしょうか。
なぜこれほどまでに「自然」に対する関心が浅くなってしまったのでしょうか。
宇宙の大いなる美、生命の奇跡の声が聴こえないならば、
その人生はあまりにも心貧しいものでしょう。
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