非知なる神
2012年2月29日
私たちは神を「知る」ことはできません。
そしてまた、神を知ってもいけません。
なぜなら、神は一切の知を超えているからです。
神は決して知りえない存在です。
知りえないからこそ神であり、神秘なのです。
もし神について何かを知ってしまうならば、
それはもはや神でも神秘でもありません。
神については何も知りえないということを知ること。
それは神を非知なる存在として見ることです。
つまり、一切の知を超えた認識されざる存在としてです。
知ることができるものは神ではありません。
認識できるものは神ではありません。
神は、人間の知性や認識を超えたところに存在します。
まさに、神は完全に非知であり、
人間の頭脳では決して捉えることはできません。
永遠に、絶対的に未知であるもの—
それが神であり、神とは知られざる生そのものです。
「生」は永遠に未知なるものです。
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