探求の終わり
2012年2月14日
私たちはより多くのことを求め、それを知ろうとします。
スピリチュアルや宗教の世界でもそれは同じことで、
生の真実や宇宙の真理を探求する人は多いでしょう。
なぜ探求するのでしょうか?
一体、私たちは何を探し求めているのでしょうか。
真理というものは探し求めるものなのでしょうか。
未熟な精神だけが探求のとりこになります。
探求とは欲望であり、欲があるから探求しようとします。
もし何の欲もないならば、人は探求したりはしないでしょう。
探し求めるべきものなど何もないからです。
真理は現にここにあるものです。
生きているということ。命があるということ。
それ自体がまさに真理であり、生の奇跡です。
人が欲に囚われて探求のとりこになるとき、真理から外れてしまいます。
なぜなら、真理は探求の終わったところにあるからです。
それは「今、現にここにあるもの」であり、
それがここにあるならば、一切の探求も不要です。
真理は、現にある命そのものです。
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