命の等しさ

2012年1月17日

自然のままにある命の姿というものは、すべて等しい価値を持ちます。
ある一方だけが価値があり、他方はそうではないということではありません。
生命の存在はすべて等しく高貴であり、尊いものです。

人間の命だけが尊いのではありません。
そう考えるのは人間の側の傲慢です。
命の存在はすべて等しい価値を持ちます。

生物も、無生物も、この宇宙にあるすべての生命の存在は、
まったく同じように聖なるものであり、生の奇跡です。

この生命の等しさが失われるのは、
人間の側が自分勝手に価値判断を挟むときです。
あるものの価値は認め、他のものは無価値とする。
そのような価値判断は人間の側の勝手な思い込みにすぎません。

どんな小さなものも、大きなものも、
そこには等しく命の奇跡が宿っています。
どんなものも宇宙の叡智によって支えられ、そして存在しています。
すべての自然の存在は奇跡であり、生命の尊さです。
そこに小さいも大きいもありません。

小さな一粒の砂にも等しく神は宿ります。
それは宇宙の叡智、無限の生のエネルギーであり、
それなしにはあらゆるものは存在できなくなります。

生命は、同じ宇宙の叡智によって存在しています。
言い換えればそれは「神の等しさ」であり、
その等しさこそ生命の真理です。


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