無垢な感性

2012年1月16日

心が無垢であればあるほど、
人は世界の神秘を感じやすくなります。

無垢の心であるとは、
あらゆるものを新鮮なまなざしで見つめることができる心です。
あたかも、毎日生まれて初めて世界を眺めるかのような心です。

無垢であるためには、過去の記憶に囚われないことが必要です。
過去のフィルターを通してしまうと、
事物を新鮮な心で見つめることができなくなるからです。

知識が増えれば増えるほど、心の新鮮さは失われます。
知識に溢れていない子供たちの感性が瑞々しいのはそのためです。
幼児は知識と記憶という限定された意識を持ちません。
だからこそ、知識を超えた未知なるものを感じる心を持ちます。

事物をまったく新しいものとして見れる心こそ無垢です。
あらゆるものに生命の新たなる奇跡を感じ、
そこに驚きと喜びを持つことができるのも無垢な精神です。

現代の大人たちは、無垢な精神を失っている人がほとんどです。
自然に対する無関心、生命の奇跡に対する無関心。
世界では日々刻々と奇跡が起こりつつあるのに、
多くの人々はそれに対しての感受性が乏しいままです。

世界の大いなる神秘を感じることができる心。
無垢の感性だけが、類まれな生の神秘と聖性を発見します。


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