生の創造

2012年1月12日

人生というものは、私たち一人一人が発見していくものです。
私たち一人一人が生の創造者であり、
その独自性は人の数だけ多くあります。

世間では、様々な自己啓発の本や法則関連の本が販売されています。
人はそれらの本の教えや言葉を容易に信じ込みます。
そして自分の人生を他者の教えどおりに型枠にはめてしまうのです。

世間で流行し、もてはやされているものというのは、
それだけ独自性に乏しいものです。
なぜならそれは他の多くの人々も実践していることであり、
結局はただの真似ごとにすぎません。
「流行」の中に、創造性は皆無です。

世間で言われている教えや考えが必ずしも正しいとは限りません。
人生というものは、自分自身で発見していくものです。それが創造性です。
世間に同調し、その同じ型枠にはまるならば、
その人の人生はありきたりな凡庸な生になってしまうでしょう。

真に宗教的な生とは、精神的にただ独りで立つことです。
世間や集団に同化せず、他者の教えを容易に信じ込まず、
自分で「生」を見つめて発見していくことです。
そうしてのみ「生の創造性」と「生の独自性」があります。
そしてそれこそ、真に宗教的な人生です。

ただ独り歩むこと。
自分で生の神髄を見出すこと。
宗教とは、まずこの単独性から始まります。


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