世界が存在するということ
2012年1月11日
“世界が存在する”ということは途方もない奇跡です。
世界が存在するということは、当たり前なことではありません。
それは考えられないほど奇跡に溢れたことです。
私たちはなぜ”世界が存在する”ということに驚かないのでしょうか。
それは想像を絶するほどの奇跡、神秘です。
しかし私たちは、この世界で生きていることに慣れてしまい、
新鮮な心で「世界」を感じられなくなってしまっています。
普段から当たり前のように世界を目にしているので、
「世界」という奇跡に対して感受性が乏しくなっていると言えます。
「世界が存在する」ということは大いなる奇跡です。
それはまさしく聖なることであり、生命の神秘です。
この奇跡、神秘が感じられるのは、心が新鮮なときだけです。
まるで初めて世界を見るかのように心が無垢で新鮮ならば、
人は「世界」というものに驚嘆の念を抱くはずです。
知識や言葉でいっぱいの心を空っぽにし、
何もない無垢の空白の心を持つならば、
世界はその多しなる神秘を私たち人間に開示するでしょう。
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