人生の意義とは

2012年1月5日

人は、自分が生きていることの意義を持とうとします。
自分が生きている意義を見つけ、それを支えに生きようとします。

人生に意義を見出せず、心は空虚となり、
大きな絶望感に囚われる人もいます。
彼らは、なぜ自分が存在するのか、なぜ自分は生きているのかが分からず、
その中で漠然とした不安と恐怖を抱えながら生きています。

私たちはなぜ生きる意義を求めるのでしょうか。
なぜそれを持とうとするのでしょうか。
そしてなぜそれを失うことを恐れるのでしょうか。

人生に意義を求める必要はありません。
なぜなら、「生きている」ということそのものが生の意義だからです。

生き、存在していること。
まさにそれが「生」の意義、「命」の意義です。
野に咲く花は、ただ咲くためだけに生まれてきます。
ただ咲き、ただ存在することが、花という命の使命だからです。
花は私たちにその美しさを伝え、そして自然に枯れていきます。
それが命の姿であり、生の尊さです。

「生きている」ということこそ、大いなる奇跡であり、生の尊厳です。
人もまた、花と同じです。
花が命であるように、私たち人間もまた等しい命です。

「生きている」ということ、「存在する」ということは、
本当に尊く神聖なことです。
生きている意義や価値を他に求める必要はありません。
生きているということそれ自体が、無限の意義と価値を持つからです。


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