ただ独りでいること

2011年12月26日

本物の宗教的資質は、孤独の中で養われます。
ただ独りでいることの中には、深い精神の沈黙があります。
集団の中にいては深い沈黙は生まれません。

独りでいるということは、それだけ何ものにも乱されず、
生と向かい合うことができるということです。
静寂の孤独の中でこそ精神は研ぎ澄まされ、
「生」をより深く感じ、見つめることができます。

「生」の新たな発見があるのは、この深い孤独です。
孤独の中で、私たちは生を新たに見出し、創造します。
その発見は、他者から教わるものではありません。
また、本に書かれているようなものでもありません。

それは、”あなた”が自分で新たに発見する生であり、それが真の創造性です。
生の創造性は精神的な孤独の中から生じ、
その創造性は無限の可能性と広がりを持ちます。

精神的な孤独というものは、真の宗教性の基盤です。
深い精神的な孤独があってこそ、宗教性は開花します。
生の大いなる神秘、その聖性を見出すのは、そのような精神です。


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