一人の時間を大切に

2015年7月10日

森林と地球儀

私たちは、独りきりでいることが多くありません。
常に誰かと一緒にいたり、どこかの集団の中にいたり、
または自分自身の思考、イメージ、願望、思い出とともにあります。
こうして、外部的にも内部的にも、
私たちはいつも何かとつながっていて、独りきりでいることがありません。
しかし、人が影響を受けないようにし、汚れなく、
そして真に清らかであるためには、
独りきりでいるということは必要不可欠なことです。

このような独りきりでいるための時間を、
私たちの多くはあまりもっていないように思われます。
あまりにも多くの仕事があり、様々な責任があり、
また日課、習慣、娯楽などでいっぱいだからです。
心は絶えず、何かで占有され、いっぱいになっています。

心を静かにしていることを覚えることはとても大切です。
独りきりで、静かな時間を持つこと。
プラスの意味で、自室に静かに閉じこもり、心を休ませること。
このような独りきりの静かな心が、私たちには必要です。
本当のことを見つけること、愛というものを見出すこと、
心を浄化して清らかであること―
それには、心静かにできる独居の時間がなくてはなりません。

生の豊かさや、愛の深さを理解するのは、静かな心です。
単純で、純粋で、内面的に静かであることは、
その豊かさ、愛、創造的な炎を持つことです。

単純に、影響を受けないように気をつけて生きること。
外部の影響に容易に動かされない心をもつこと。
変わりやすい気分や欲求を持たずにいること。
こうしたことは、なかなか難しいことかもしれませんが、
深い静かな生活―深い静かな心―がなければ、
人生そのものは本当は空しくなってしまいます。

独りきりで、心を静かに、単純であること―
このことの大切に気づき、
そうした時間をたっぷりと自分に与えてあげてください。
そうすれば、今まで自分でも気づかなかったことに気づき、
豊かさや美、愛、心の自由、穏やかさ、智恵など、
今まで知らなかった多くの発見があるはずです。


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