J.クリシュナムルティのメッセージ NO.37

2015年6月29日

ブナの森林

私たちはなぜ愛されたいのでしょう。
友人、恋人、妻や夫、子供、他の誰であれ、
なぜ、愛されたいという果てしない渇望があるのでしょう。

注意して聴いてください。
あなたは愛していないから、愛されたいのです。
しかし、愛したとたんに、それは終わってしまい、
あなたはもはや、誰かが自分を愛しているのか、
いないのかを気にしたりはしません。
愛されることを要求するかぎり、あなたには愛がありません。

心が愛に満ちているなら、
そのときあなたは愛されることを決して求めません。
誰かに満たしてもらうために物乞いの鉢を決して出しません。
満たされることを求めるのは空しい人だけです。
空しい心は、他の百通りもの方法で愛を探しても、
決して満たされることがありません。

自分自身を満たすことを求めているかぎり、
心はいつも空しいでしょう。
心がもはや自分の空しさを満たすことに関心を持たないとき、
そのときにだけ、空しさはなくなるのです。


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