いつまでも若き心、豊かな心

2015年6月26日

BLUE PLANET

人間の体は年齢を重ねていきます。
体が年齢を重ね、衰えていくことは自然なことです。
そして、心も様々な経験や苦しみ、疲れ、葛藤、恐れ―
こうしたものを背負い続けて生きていくとき、衰えていきます。
そのような心は、若さを失い、創造性もまた失われてしまいます。

大切なことは、心が若く、いつでもはつらつとしていることです。
それは無垢な心であること、自由で情熱的な心であることです。
子供のように若く、無垢で、日々新たな心は年齢を持ちません。
そのような心だけが、創造性に溢れています。
たとえ体の年齢がいくつになっても、
心が年齢をもたずに若ければ、その人はいつでも若いままです。

では、心が若くいるにはどうすればよいでしょうか。
心を老けさせているものはなんでしょうか。

心を鈍くさせ、若さと無垢を失わせているのは、
伝統や過去の経験、知識や記憶の重荷、その積み重ねです。
幾千の昨日(過去)の喜びや苦しみ、恐れ、経験、
そのすべてが積み重なって重荷になるとき、心は老けてしまいます。

しかし、過去のすべてに対して決別できる心、
過去の経験、記憶、その重荷を背負わず、
日毎にすべてを空っぽにして、いつも新たでいる心、
昨日の記憶や経験を引きずっていない無垢な心、
そのような心は、はつらつとしていて、恐れなく、いつでも若いままです。
年齢をもたない心というのは、そんな無垢に溢れた心です。

発見と創造性に溢れているのは、若く、無垢な心だけです。
昨日という過去を引きずっていれば、心は決して若くいられません。

昨日の記憶、経験、過去の重荷に対して、
毎日自由である心、空っぽで新鮮である心、
そのような瑞々しい子供のような心を持つことで、
いつでも若く、自発性と好奇心に富み、真に豊かでいることができます。
そのときにのみ、本当の自由があり、無垢に溢れ、
「生」に対する創造性と感受性は豊かに広がり、
決して衰えることなく、はつらつとして天真らんまんで、
愛と情熱と自発性の翼をもって生きていくことができます。


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