「生」の流れのままに生きる

2015年6月19日

Close-up of a bowl of flowers

花は、芽生え、咲き、枯れていきます。
その絶え間ない変化の中で生きていて、
花は何ものも恐れることなく、生きて、枯れていきます。
この花の姿から、人も学べるのではないでしょうか。

「生」とは、絶え間ない変化です。
変わること、変わりつつあることが「生」です。
しかし、私たちの多くは、「生」の変化の動きを恐れ、抵抗しています。
変化を恐れるから、死も恐れます。
しかし、花は、死も恐れることなく、咲き、散っていきます。

しなやかに、自由に、何も恐れることなく生きること―
それは「生」の変化の流れに逆らわず、抵抗せず、
その生の流れのままに生きることではないでしょうか。
そのとき、心はある一つのものに縛られたり、囚われたりせず、
自由に、解き放たれるではと思います。

変化を恐れる心は、固まった、固定した心です。
心が固定し、心理的な安定にしがみついていれば、
必然的にそこには失うことへの恐怖、変わることへの恐怖があります。
しかし、心を固定させず、過去や未来にも縛られずに、
絶え間ない「生」の変化の流れと共にあれば、
人は変化を恐れず、明日を憂うこともなく、自由な心で生きれるはずです。

生の流れ、常に変わりゆく生の変化と共に生きることができれば、
人は真に自由に、花のように恐れなく、純真に、活き活きと、
しなやかで豊かに、幸せに生きることができると思います。
生の流れ、その変化を恐れ、心が安定に依存して固定したままでは、
心は決して自由ではなく、恐怖に縛られたままになってしまいます。

生の流れに逆らわないこと、
生というものは無常で、常に変わりつつあるということ。
だからこそ、過去にも未来にも心を固定させずに、
生の変化と共に生き、心を自由に伸び伸びと解き放ってあげることが、
本当の幸せや、愛や、真に豊かな人生を送れる鍵ではないでしょうか。
このことを理解することは、生きる上でとても大切だと思います。


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