スピリチュアルな箴言 NO.40

2015年6月10日

泡

この美しい緑の世界で、私たちが過ごす時間はほんのわずか。
人生は永遠ではないのです。

身の周りで成長していく命あるものの姿が
目に入るように、
私は1日1日、ペースを落として暮らすようにしています。

楓(かえで)の木々が大原の里に吹き付ける強風から
庭を守ってくれます。
その細くしなやかな枝は、
私にしとやかで素直であるよう気づかせてくれます。

大原の田舎道や生け垣に沿って1年中生えているネコジャラシ。
見落としてしまいそうな、その長くてふさふさした姿は、
私につつましやかであるように教えてくれます。

安らかな心は、全てのものに美しさを見出します。

心穏やかに美しい自然を愛でたいと
人はどうして願うのか、
考えてみたことがありますか?

私たちは、日々の悩みや心配事で頭がいっぱいになり、
身の周りの自然の美しさに
気づかないことがよくあります。
真っ青な空に浮かぶ傘のような雲や、
秋の可憐なコスモスの上を軽やかに舞う2匹の蝶。
こんな何気ない美しさを、私たちは見逃してしまいがちです。
太陽は毎日、みんなのために輝き、
驚くほど美しい日の出と夕映えを見せてくれます。

なのに私たちは、果てしない考え事で
太陽を雲のように覆ってしまいます。

せめて時々は考えることを止めて、思い出しましょう。
人生は舞台稽古ではなく、
美しく生きる機会なのだと。

ベニシア・スタンリー・スミス


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