「自分自身を知る」ことから始める

2015年6月5日

バックグラウンド

本当の自己啓発は「自分自身を知る」ということから始まります。
自分の言動、行為、心の動き、感情―
それらすべてに自覚を持ち、気づいているということです。
そしてまた、自分の何かとの関係において、
自分自身の反応や心の動き、あるがままの自分の気づき、
それを知り、自覚をもつということです。

自分自身を知るという過程は、すでに創造性の始まりです。
それは、ありのままの自分に気づき、理解し、発見することです。
欲張りだったり、怒っていたり、悲しんだり、妬んだり、恐れたり、
また、他者や周りのすべてに対して自分がどう対応し、反応しているか、
どのように行動し、意識し、心や感情がどう動いているか―
その「ありのままの自分」を見るということ。

この「ありのままの自分」を修正したり、変えようとせずに、
ただを見つめ、気づき、自覚を持つということだけでも、
それは驚くような啓示です。
自分の中の心の本性、動機、原因、あるがままの感情―
そこには、今まで気づかなかった発見と理解があります。
そして、その気づきと自覚によって、深く、自分を知ることができます。

私たちは「自覚」によって、深く、深く、進んで行くことができます。
自覚に終わりはありません。
自覚、気づき、見つめる―この学びに終わりはありません。
人生とは、一生を通して学んでいくものです。
一生を通して学んでいくとは、心は泉のように豊かではつらつとして、
決して衰退することなく、つねに新たで創造的であることです。

自分自身を知ることで、本当の智慧も生まれてきます。
それは、自分の心と頭の働きを知って、
「関係」という鏡でありのままの自分を見ることから生まれます。
この自覚が、叡智の始まりです。


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