万物との調和 心の癒し
2015年5月21日
現代社会に蔓延する病は霊的なものです。
そのため、単に技術ではなく、もっと霊的な治療が必要です。
人の心の病、混乱、苦しみ、悲しみ、怖れ、不安―
そうした心を治すには、霊的な気づきと癒しが必要です。
霊とは、宇宙(万物)との関係です。
人は、万物関係を信頼することから始めなければなりません。
宇宙(万物)は善そのもの、善の力そのものであり、
人間もまた善なる存在であること、
そして、より良い生き方を学ぶことができると信じれば、
ネガティブでマイナスな負の力を克服していくことができます。
もし、その信頼や、善い生き方を学ぶことができなければ、
混乱や無秩序が起こり、個人も社会も破壊的になります。
しかし、一度信頼をしっかりともつことができれば、
宇宙(万物)の働きに従って生きることができます。
この道を歩むことが、人類には必要です。
宇宙の働きに従って生きるとは、
万物との結びつきに波長を合わせることです。
祈りや瞑想と呼ばれるものは、
その万物との結びつき―調和とつながり―に気づくための方法です。
生全体との調和をもつということが大切なのです。
調和が乱れれば、心もまた乱れ、混乱してしまいます。
人は、何をしようとその行為には意味があります。
自身の行為、自信の感情、自信のエネルギーが
あらゆるものに影響を与えています。
家族や友人だけでなく、自然や地球、宇宙に影響を与え、
そしてなによりも自分自身に影響を与えています。
それは良い影響にもなれば、自分にとって悪い影響にもなります。
自身の心のあり方が、すべてを決めます。
自分のしていること一つ一つが、
生全体にどんな影響を与えているかを問わなくてはなりません。
この世界には、天地のすべてと調和する生き方があります。
破壊や無秩序、心の混乱や闘いではなく、
調和と秩序、心の安らぎと静けさ、愛と美の生き方です。
この生き方に目覚めることが大切だと思います。
一歩一歩、気づきや瞑想、自己理解(自分の心の動きを知ること)を通して、
この生き方、「美の道」「愛の道」「心の道」を見つけ、花開かせ、
本来の宇宙万物とのつながりに回帰していくこと。
それこそ、人の心を癒し、清め、
自他ともに、本当の平和をもたらすものであるはずです。
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