本当に智恵、自己理解の道
2015年4月6日
自由に、しなやかに生きるためには、
自分の「心」のありようを見つめ、理解しなければなりません。
恐怖や不安、怒りや葛藤、寂しさ、孤独の痛み、悲しみ、虚しさ―
こうした心の問題を抱えたままであれば、
私たちは決して自由な心で生きることはできません。
大切なこと、いちばん最初にまず取り組まなければならないことは、
「自分自身の心を理解する」ということです。
自分の心の反応や微妙な動き、衝動、動機、欲、
利己的な感情や、不安定な心―
そうした心の動きに「気づいている」ということが重要です。
自分の心がどのように働いているか、自分の動機、反応―
それに気づいていること、知覚しているということ。
この気づき、知覚を通して、
私たちは自分自身を知り、その心を理解していきます。
無理せず、ごく自然に心の動きに気づいていれば、
その心の本性や動機、その背後にあるものが見え、
それが明確になれば、心の問題を乗り越えることができるはずです。
どんなに学歴が良くても、良い仕事に就いていても、
またはお金持ちであったり、家庭を築いたり、自分の楽しみを追いかけても、
心が本当に自由でなければ、幸せではないのではないでょうか。
なぜなら、心が自由でなければ、そこには必ず不安や恐怖があるからです。
もし本当に心が自由で、しなやかで、愛に溢れていれば、
どのような人生を歩もうとも、そこには真の豊かさと幸せがあるはずです。
本当の智恵とは、自分自身の心を理解することにあります。
自由であるためには、智恵をもたなければなりません。
智恵が花開き、自分自身の心を本当に理解することができれば、
心の問題に終止符が打たれ、自由と、真に豊かな生が生まれます。
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