沈黙を尊ぶことの大切さ
2015年3月17日
言葉のおしゃべりよりも沈黙を尊ぶこと。
これはとても大切なことです。
人は、沈黙によって、体と心と魂を調和させることができ、
それによって確固とした統一を保つことができるからです。
人の心身の統一を乱すのは、言葉と思考です。
頭の中での絶え間ないおしゃべり、考えごと、心配―
こうしたものが心身のバランスを失わせてしまいます。
なぜそういう言葉や思考が溢れているかというと、
そこには自分への依存や執着があるからです。
このことに気づくことはとても大切です。
日ごろから沈黙することの大切さを理解し、
言葉や思考ばかりにとらわれている自分自身に気づき、
生活の中に「静かな空間」をもてれば、
自然と心身はバランスを取り戻していくでしょう。
この秩序、沈黙を一時的にではなく、
日ごろから常に生活の中に浸透できれば、
人として確固とした統一を保つことができるはずです。
こんな言葉があります。
「沈黙とは、自分を自分で統一することであり、
忍耐力、持続力、静謐、品格、美であり、
智恵に溢れた人格の基盤である」
沈黙によって、人は心と体と魂を統一し、
心乱れることなく、確固として人生を歩めるようになれるはずです。
この沈黙、静かな空間、心の静謐を大切にしてください。
これこそ、人生の本当の豊かさを作るものです。
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