チベットの叡智 ダライ・ラマの言葉 NO.3

2015年3月9日

ブナの森林

死への心構えを人生の一部に組み込まなければいけません。
生老病死すべてが、私たちの人生の一部なのです。

もし生の連続性を受け入れたならば、死は一つの出来事にすぎず、
服を着替えるのと変わりありません。
あなたは自分が着ていた服が古び、擦り切れると、
それを捨てて新たな服をまとうでしょう。
それと同じようにこの古い肉体がもはや正しく機能しなくなったら、
新たな肉体に着替えるのです。

こうした心構えを抱けば、死に単に人生の一部というだけでなく、
より深い経験を試みるまたとない機会になります。
死を嫌ったり、恐怖する代わりに、ときにこうした態度をとってみるのです。
こうしたことが、いかに私たちの心構えにかかっているかがわかるでしょう。

結局のところ、死は必ず訪れるのです。死を避けることは不可能です。
ならば、今のうちに死を受け入れておいたほうがいいのではありませんか。
そうすれば、死が実際にあなたを訪れたときに、
ずっとそれに対処しやすくなっているでしょう。


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