比較を超えた生き方

2015年3月3日

??????

私たちの多くは、自分と自分以外のものを比較しがちです。
自分と他者を比較し、そこに優劣をつけたりしますね。
しかし、そのような比較計量の中には絶え間ない葛藤があります。

「あの人はああなのに、私はこうだ・・・」。
「あの人はあんなに幸せなのに、私は不幸せだ・・・」。
「なぜ私だけこんな人生なんだ・・・」

こうした考えは、すべて比較に基づいています。
あらゆる面で、自分と他者を比較してしまう生き方は、
心を混乱させ、葛藤や悲しみを増してしまいます。

私たちは比較によって苦しみ、悲しみ、落ち込み、
自分と他人を比べて、自分は劣ったものだと判断したり、
自分には価値がないと思い込んだりしてしまいがちです。
比較をすればするほど、苦しくなったり、葛藤が生まれます。

私たちは比較を持たずに生きることはできるでしょうか。
比較をしないで生きるということは、
比較から生まれる苦しみから開放されるということです。

私たちは比較なしに、自由な心で生きることが可能です。
自分と他者を比べないこと、自分と世間を比べないこと。
比較によって自分で自分をおとしめたり、優劣を勝手に決めないこと。
人生の価値観や意味は、比較によって決まるものではありません。
その人はその人のまま、それがあるがままの美しさです。

心の自由も、生の幸福も、比較から解き放たれたところにあるはずです。
いつも自分と他者、自分と世間を比較している心に気づき、
その比較に囚われた心をきっぱりと捨てることが大切ではないでしょうか。
そうすれば、比較から生まれる葛藤や苦しみは終わり、
そこから、「あるがままの自分」で、新しい生の始まるはずです。


Trackback URL

http://spiritual-public-foundation.org/message/20496/trackback


世界を変える