スピリチュアル・メッセージ NO.12
2015年3月2日
今の地球では、ごく単純なものに飢えています。
それは「心」の豊かさです。
経済発展や個人的野心、科学技術による弊害、際限のない欲望、
溢れる情報やゴシップ、娯楽の蔓延―
そして自然の美しさや、内なる精神の豊かさへの無関心。
心の豊かさは、今日の経済・科学技術の時代の不安の中で、
ますます人々から失われつつあります。
コンピューターや、あらゆるオートメーション、広がる娯楽に気ばらし、
コンクリート、立ち並ぶビル、多くのショッピングモール―
心よりも、物、お金、表面的な満足、といったものが重要視され、
単純な「心の豊かさ」が見失われています。
このような状態が、人間本来のバランスを失わせ、
逆に人間の混乱や無秩序を引き起こしているのではないでしょうか。
今、人間に必要なのは、
人間本来がもつ内なる豊かさ、心の豊かさにもう一度目覚めることです。
自然の美しさに気づくこと、自然と調和した生き方を思い出すこと。
「自然」こそ、人間とあらゆるものの母胎です。
そして自然こそ、生命の本質とつながったものであり、
人を再び、本来の人間性の豊かさへと戻すものであるはずです。
自然とのつながりを見失うこと―
それは人間本来のバランスのとれた生き方や、豊かさを失うことです。
宇宙―自然―とつながり、その調和をもう一度思い出すこと、
それは人間の内なる精神、心によって目覚めます。
お金や物への依存、不安や恐怖といったマイナスの感情からは、
このような調和は生まれません。
本当の意味で、豊かな生き方というのは、
人間の心が、大いなる宇宙―自然―とつながり、
調和と平静と愛に溢れることです。
心が平安であるには、愛がなければなりません。
愛があるとは、利己的な小さな我に縛られて生きるのではなく、
自然・生命とつながって全体として生きることです。
そのとき、心の内側では自己への執着はなくなるでしょう。
こうして心が本当に安らぎ、人間本来の調和を取り戻すこと、
自然、生命の本源に立ち戻り、そのつながりを思い出すことで、
心の飢え、貧しさ、恐れ、混乱を乗り越え、
真に愛と豊かさに満ちて生きることができるはずです。
自然―生命、そのスピリットとのつながりを思い出すこと、
その調和とバランスの取れた生き方、豊かさが今必要であるはずです。
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