J.クリシュナムルティのメッセージ NO.33
2015年2月20日
愛することは人生で最も重要なことなのです。
しかし、愛とはどういうことでしょう。
その人物がお礼に愛してくれるから愛するとき、
確かにそれは愛ではありません。
愛するとは、何の報いも求めず、
とてつもない愛情を持っていることです。
それは、愛されたいから愛するのではなく、ただ愛して、
愛を受け取るための物乞いの鉢も出さないということです。
報いを求めずにただ愛することが、本当の愛です。
私たちはとても賢いかもしれません。
試験に全部受かって、博士号を取って、高い地位に昇進するかもしれません。
しかし、この愛、この単純な愛情を持っていなければ、
心は空しいでしょうし、私たちは一生惨めでしょう。
それで、心がこの愛の感覚に満たされていることはとても重要です。
というのは、そのとき私たちは破壊しないし、非情ではないし、
もはや戦争はないからです。
そのとき私たちは幸せな人間でしょう。
そして幸せだから祈らないし、神を”求め”もしないでしょう。
というのは、幸せ自体が神であるからです。
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