心の壁を持たずに生きる―心を開く

2015年2月13日

ブナの森林

 

自由に、愛に溢れて生きるためには、
自分と他者(周りのすべて)との間に障壁があってはいけません。
私たちの多くは、その利己心や心理的な自己防衛のために、
相手や周りに対して心の壁(防御の壁)を作ります。
しかし、その壁、障壁が、逆に心の孤立や傲慢を生み、
相手を批判したり非難することで、
関係におけるしなやかさを失ってしまいます。

どんな心の防御もなく、どんな心の壁も持たず、
心を開いてただまっすぐに観察し、相手と接することができれば、
そのとき、あなたの中で何か大きな変化があることに気づくでしょう。
勝手に相手や周囲のことを判断せず、結論を下さず、こうと決めつけずに、
ただまっすぐな心―空っぽの器のようなまっさらな心―で関係をもてるなら、
心は驚くほど自由で、思考も冴え、感情も波立たないことがわかるでしょう。
なぜなら、あなたの中では、無私の愛が芽生えつつあるからです。
しなやかさを作るのは、この心の壁のない無私の愛です。

心に愛を持たなければ、必ず問題や衝突が起こるでしょう。
しかし、本当に愛があれば、
あなたは、周囲のすべての人とのあいだに障壁を持たず、
心はいつも開いていて、無垢で、決して傷つくことはないでしょう。
心が決して傷つかないということ―そこに本当の愛があります。

どんな心の壁も持たず、完全に開いたままで、
ごく単純に、ありのままに物事を観察する。
すると、この単純さ、開いた観察や相手への思いやり、
または周囲への自然な気遣いや無私の優しさから、
あなたの内部では大きな変化が起こることに気づくはずです。
それは無量の愛です。
心にこの愛の花が開くことが、人生において重要なことです。


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