天使のメッセージ NO.22

2015年1月30日

なぜ人は「明日」を恐れるのでしょうか。
明日が怖い、未来が怖い、自分の将来が怖い─
そのような思いにとらわれてしまうのはなぜでしょうか。

人が明日を恐れるのは、今の自分を失うのが怖いからです。
今ある自分、今維持している自分が失うのが怖い。
「自分」というものをずっと継続していきたいという願望が、
明日への恐怖となってきます。

人は、多くのものを持っているはずです。
友人、恋人、家族─といった人間関係。
ブナの森林

仕事、スキル、財産、名声─といった社会的なもの。
または自分の理想、経験、幸福、喜び、希望、将来─
こうした「自分のもの」を持っています。
「こうある自分」「こうありたい自分」「こうあるべき自分」
そんな「自分」が失われるのではないかと「明日」に怯えます。

明日への恐れは、自分を失うことへの恐れです。
ですから、恐れなく生きるためには、
今、自分が依存しているものを手放す必要があります。
自分にしがみつかず、それを手放すこと。
自分にしがみつかなければ、明日を恐れることもありません。

「自分」への執着がなければ、明日への憂慮は生まれないはずです。
そのときには人は明日を恐れて生きるのではなく、
充実した「今」という時を生きれるようになるはずです。
「今」を生きることは、自分に執着せずに、明日にとらわれず生きることであり、
明日への恐怖を越えて生きることです。


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