心の若さ、無垢に溢れること
2015年1月20日
生きる上で「心の若さ」というものはとても大切です。
人は、若さを保とうと躍起になりがちですが、
実はそのように若さを保つという努力をすればするほど、
心も体も若さを失っていきます。
「自分の若さを保とう」という願望の裏には、恐怖があります。
自分の若さを失うことを恐れるから、若さを失うまいという願望にとらわれます。
そのような恐怖が、人の心を毒しているのです。
人が何をし、何を食べ、どのような生活をしていても、
恐怖心こそが心の若さを損う原因となります。
そして心が恐怖によってしぼみ、委縮し、若さを失えば、
それによって自然と体も若さを失っていきます。
心が老けることで、体も老けていきます。
心と体は一体で、密接に関わりあっています。
人というものがもつ「心」のあり方が重要なのです。
では、本当の「若さ」とは何でしょうか。
本当の意味で「若さを保つ」とはどういうことでしょうか。
それは、心がいつも新鮮で、活き活きとして、
何の恐れも持たずに、自由に、創造性に溢れて生きることです。
そのような心は愛に溢れ、好奇心に溢れ、熱中し、いつも若々しくあります。
何も失うことを恐れません。恐れが何もないから活き活きとして若く、
習慣的なパターンにとらわれていません。
心が若いということ―
それは一日一日が新しく、瑞々しく、幾多の昨日の重みを背負わず、
少年少女のように喜びに溢れているということです。
それは「無垢な心」です。
いくつになっても子供のような無垢な心であってこそ、
人は心身ともに若くいられます。
子供のように自由な心、活き活きした心、過去も未来も思い煩わず、
今という時を生き、自分を忘れ、純真で天真らんまんとした心。
本当の「若さ」とは、そのような無垢な心であることです。
Trackback URL
http://spiritual-public-foundation.org/message/20373/trackback