自然の癒し、自然の愛

2015年1月13日

空

もし心が傷つき、疲れ、何もかも嫌になってしまったときは、
人間社会から一歩身を引いて、そこから心を離し、
「自然」の中に身も心も浸してみましょう。

自然こそ、私たちを、全ての生命を生み出してくれた母胎です。
自然のすべて―大地、空気、水、食料―こうした自然なしに、
私たちは生きていけません。
自然の中に身も心も投げ出して、
「自然に生かされている」ということを感じてみましょう。
そうすれば、その自然からの「愛」が、
あなたの心を癒し、慰め、元気にしてくれるはずです。

私たちは決して一人では生きていけません。
大地はいつも、私たちを支えてくれています。
そして、自然というものはも私たちに対してあれこれものを言ったりせず、
自分のすべてを黙って受け入れ、手を差しのべてくれます。

この安らぎ、自然の愛と癒しを感じましょう。
もしあなたが本当に自然に対して心を開ければ、
自然はあなたに呼びかけてくれるでしょう。
頭上に広がる青く広大な空、色とりどりの花々、
きらめく水面の光、夜空の星、鳥たちのさえずり、風のささやき、
遠くから聞こえる子供たちの笑い声―

こうした「自然」のすべてが、あなたの心に入ってきて、
あなたがそれを受け身の姿勢で静かに味わい、
この大いなる自然(生命)の輝きに気づけるならば、
心は純粋な喜びに溢れ、癒され、解放され、
自分の中にこれまでとは違った心持ちが芽生えてくるでしょう。

ある哲学者はこう言いました。
「社会を離れて自然に帰るとき、
そのときにのみ人は本当の人間性に帰ることができる」と。

自然から心が離れれば、心はすさみ、頑なになってしまいます。
時に自然の中に自分のすべてを投げ出すことによって、
自然のもつ癒しの力によって癒され、新しい力を回復し、
また心新たに人生を歩んでいけることができます。

どこに住み、どこで生活していようとも、
「自然」はいつも目の前に、私たちの周りのすべてにあり、
地球上のすべての人がその自然の「愛」を受けて生きています。
この大いなる愛と喜びに気づけば、
人生や心の持ち方、生きることに対する価値観も大きく変わることでしょう。


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