未来ある子供たちへ NO.2

2014年12月17日

Daybreak in mongolian desert

人生において重要なことは、
「生の全体を理解する」ということです。
狭い部屋の中の、一部分だけしか見なければ、
生の全体に対しての知覚は生まれてきません。

若いうちから、「生」というものを理解し始めなければ、
内面的にとても貧しい大人になってしまうでしょう。
外面的には良い仕事に就き、お金を持ち、恋人もいて、気取っていたりしても、
内面における「生の豊かさ」を知らなければ、
実際はその人の心は鈍く、貧しいものでしょう。

ですから、小さな部屋、決まりきった社会の習慣から飛び出して、
天の広がり全体、「生」の全体を知覚できるようになることがとても重要になるので
す。
そのためには、あなたの中に自由と愛がなければなりません。
単に自分の好きなことをするといった自由や自己愛ではなく、
「生」の全体を愛すること、そして人類を愛することです。

本当に愛するとはどういうことか、知っていますか。
若いうちから本当の愛というものを自分で発見するのはとても大切です。
最初のうちは、小さな植物を世話をしたり、動物を愛したり、
家事や家族の手伝いをして愛をもって行動し、
その中で日々愛を養い、そうして成長していくことで、
あなたはやがて狭い自分だけの部屋を出て、
生の全体を、人類全体を愛するでしょう。
「自分」という小さな枠を超えて、ただ「愛」に溢れて生きるでしょう。

このことを、若いうちに養っていくこと、
本当の愛というものを知ることがとても重要です。
この深い愛がなければ、生の広がり全体の知覚は持てません。

「生」とは本来、広大で無限なものなのです。
この広がり、「生」全体への愛を持てなければ、
人生は灰色の、虚しいものになってしまうでしょう。
そうならないためにも、本当の愛というものを知ることで、
小さな自分だけの部屋を出ることが重要になるのです。


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