未来ある子供たちへ NO.1

2014年12月8日

砂漠

本当の意味で「学生である」とは、どういうことでしょうか。
それは、単に教科書を読んだり、試験に受かるために勉強したり、
良い大学に入ったり、良い仕事に就いたり―ということではありません。
そこで学びをやめてしまう人は、真の学生ではありません。
本当の学生とは、
「一生を通して生から学び、探究している人」のことを言うのです。

真の学生であるとは、いつのときでも「生」から学ぶことです。
そして、学んでいるかぎり、特定の先生や教師はいません。
「生」それ自体が、師であり、先生であるからです。
鳥のさえずり、舞い散る落ち葉、川の流れのささやき、
人々の言動、自分の心の欲、感情の動き―
その他、ありとあらゆるものが「生」です。
あなたはその「生」のすべてから学びます。
それゆえ、教師なく、弟子もないのです。

真の学生の務めは、学ぶことだけです。
といっても、本からだけなら深く学ぶことはできません。
深く学ぶということは「自覚」をもつということです。
自覚によって生まれる学びには制限がなく、無限の広がりがあります。
なぜなら、自覚をもつということは、
「生」のあらゆることに気づいていて、
それゆえにそこから常に学んでいる状態だからです。

「生」のあらゆることに気づいて、自覚があるということ―
自分が今、何をしているか、どのような言動をとっているか、
心や思考、感情がどう動いているか、また、周りの人々との関係、
自分の内なる欲、怒り、恐れ、野心―
あなたはありとあらゆる「生」の動きに気づき、自覚をもち、
それゆえに常に学んでいる状態です。
そして、この学び、自覚の旅には終わりはありません。

この学び、自覚は、愛があることによってのみ起こります。
利己的であれば、この学び、気づき、自覚はありません。
あなたが本当に愛をもち、地球とそのすべてを愛しているがゆえに、
利己的ではなく、心が開いていて、その内側で愛が溢れているとき、
そのときにのみ、本当の学びの状態があるのです。


Trackback URL

http://spiritual-public-foundation.org/message/20300/trackback


世界を変える