賢者からの助言 No.31

2014年12月4日

試験管

本当に「愛する」とはどういうことでしょうか。
私たちは、本当の意味で「愛する」ということを知らなければなりません。

本当の愛とは、報いを求めずただ純粋に「愛する」ことです。
もし報いを求め、それを期待して愛するならば、
それは市場の売り買いのようなものになってしまいます。
それでは本物の愛とは言えないでしょう。
何ものにも依存せず、自分にも執着せず、報いも求めずに、
ただ、愛すること。それが本当の愛です。

真に「愛する」とは、何の報いも求めず、
自分が与えているとさえ思わずに、ただ純粋に愛することです。
それは植物に水をあげたり、動物をなでたりするような愛と同じで、
対象に対して報いを求めずにただ愛することなのです。

そのような愛は、自由を伴います。
自由な心であるからこそ、本当に愛することができます。
自由な心とは、求めていない心、依存していない心、
自分自身に対して執着していない心です。

そのような自由な心があるとき、愛も自然と溢れるでしょう。
そして本物の愛があれば、自由もまたそこにあるでしょう。
このように愛と自由はともに一つのものであり、
このことを自分自身で学び、理解することが大切です。

自由であるためには、愛がなくてはなりません。
愛がなければ、自由はありません。
愛がないとは、自分に固執し、自分自身のことしか考えていないことであり、
利己的で、自己中心的であるということです。
そのような自分を手放し、本当の愛を知ることはとても重要です。

「愛と自由」を学ぶことは、生きる上で最も偉大な芸術です。
本当の愛、本当の自由を学ぶことができれば、
生きることの意味はまったく違った意味をおびることになり、
真に豊かに、幸福に、活き活きと、無限の創造性に溢れて生きれるようになります。


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