文化への依存

2011年12月19日

真に自由であるためには、
特定の文化からも自由でなければなりません。

私たちは大抵、ある特定の文化に依存しています。
日本には日本の文化、ヨーロッパにはヨーロッパの文化、
アメリカにはアメリカの文化—といったように、
人はそれぞれ独自の文化に依存しています。

しかし、特定の文化に依存しているということは、
それだけ限定された生活をしているということです。
日本の文化であれば、日本の文化そのものに染まってしまい、
偏った精神性しか持てなくなります。

真の自由は、何ものにも限定されません。
それは特定の型枠にはまったものではありません。
真に自由であるということは、いかなるものにも属さないことであり、
それは同時に全ての文化を超越しているということです。

文化の型枠にはまった精神は、そこに意識が限定され、
その意識を超えていくことはできません。
自由とは、限定された意識ではなく、無限定な意識を持つことです。
無限定な意識であることで、「生」そのものも無限になります。

意識が無限定であれば、
「生」における創造性もまた無限になります。
無限の創造性は、自由があるところから生まれます。


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