賢者からの助言 No.27

2014年11月18日

森の中の池

言葉のおしゃべりよりも沈黙を尊ぶこと。
これはとても大切なことです。
人は、沈黙によって、体と心と魂を調和させることができ、
それによって確固とした統一を保つことができるからです。

人の心身の統一を乱すのは、言葉と思考です。
頭の中での絶え間ないおしゃべり、考えごと、心配―
こうしたものが心身のバランスを失わせてしまいます。
なぜそういう言葉や思考が溢れているかというと、
そこには自分への依存や執着があるからです。
このことに気づくことはとても大切です。

日ごろから沈黙することの大切さを理解し、
言葉や思考ばかりにとらわれている自分自身に気づき、
生活の中に「静かな空間」をもてれば、
自然と心身はバランスを取り戻していくでしょう。
この秩序、沈黙を一時的にではなく、
日ごろから常に生活の中に浸透できれば、
人として確固とした統一を保つことができるはずです。

こんな言葉があります。

「沈黙とは、自分を自分で統一することであり、
忍耐力、持続力、静謐、品格、美であり、
智恵に溢れた人格の基盤である」

沈黙によって、人は心と体と魂を統一し、
心乱れることなく、確固として人生を歩んでいけるようになります。
この沈黙、静かな空間、心の静謐を大切にしてください。
これこそ、人生の本当の豊かさを作るものなのです。


Trackback URL

http://spiritual-public-foundation.org/message/20262/trackback


世界を変える