スピリチュアルな箴言 NO.22
2014年10月27日
すべての人間は人生をよりよく、幸せなものにすべく努めるべきです。
では、幸福とはいかにして得られるものでしょうか。
もちろん、さまざまなレベルの幸福と心の安らぎがあります。
物質的な環境が整っていれば、肉体的には安楽です。
しかし、金も機械も心の安らぎを与えてくれることはありません。
心の安らぎは個々人自らが見いだし、培ってゆくしかないのです。
他人に頼ることはできません。
外的な事象は、内的な安らぎを与えることはできません。
そして内的な安らぎなくしては、人は幸福にはなれないのです。
外的な環境が整っただけでは、充分ではありません。
ならば、いかにして私たちの心は内的体験を培っていくのでしょう。
精神的と呼ぶかどうかはともかく、やはりある種の心の訓練は必要です。
心の訓練を「精神的なもの」と呼ぶことはできますが、
必ずしも「宗教的」である必要はありません。
宗教なしでも、あなたは幸福な人間になりうるのです。
人間であるかぎり、心の安らぎなしに、幸福な人間として生きるのは難しいのです。
実際、心の安らぎは人生のなかで最も重要な体験なのです。
問題は、いかにして心の安らぎを達成できるかです。
お金で買うことはできません。
億万長者でも心の安らぎを買うことはできないのです。
機械もコンピュータも、心の安らぎを生み出すことはできません。
これとは別の手段で、心の安らぎを生み出さなければなりません。
心の安らぎを得られる唯一にして正しい方法は、心の訓練を行うことなのです。
ダライ・ラマ
Trackback URL
http://spiritual-public-foundation.org/message/20213/trackback