「心の苦しみ」は愛の鞭

2014年9月5日

菜の花と青空と日差し

心の苦悩と成長は同じ一つのものです。
苦悩によって、私たちは真に大切なことを学んでいきます。
苦悩を味わえば味わうほど、人はより多くのことを学びます。

人は自分の過ちや、または何かしらの環境や不幸によって、
心の苦しみに巻き込まれます。
しかし、苦しむということは、それだけ学んでいるということです。
苦しみという体験を通して、人の心はいわば「耕され」ます。

苦しむことは辛いことです。
しかし、苦しむことから得られる糧というものは、私たちにとっての宝物です。
苦悩を通して自らの未熟さ、小ささ、弱さを知ることができたり、
これまで気づかなかったことに気づけるようになったり、
本当の喜びや幸せ、心の強さ、愛、優しさ、智恵―
さまざまな果実が苦悩の体験によって生まれてきます。

人に降りかかる苦悩というものは、
時にその人を押しつぶしてしまいそうなくらい重いものである場合もあります。
「もう人生を投げ出してしまいたい」、そう思えることもあるかもしれません。
それでも投げ出してはいけません。苦しみも、いつか必ず終わるものです。
終わらない苦しみというものはありません。
苦悩が重ければ重いほど、それだけあなたは根本から耕され、
人生そのものが、あなたに新しい生の扉を開かせようとしているのです。

苦悩というものは、あなたに何かを教えようとしています。
それはあなたに与えられる学びの時、試練、愛の鞭であり、
人生そのものの変える「生」の働きです。
その苦しみは、あなたの生を変え、あなたの心の持ち方を変えることでしょう。
心が変わることで、人生観も変わり、まったく新しい自分が生まれ、
これまでとはまったく違った人生の扉が開かれるはずです。

長く、つらい苦しみも、
あとで振り返ってみれば、自分が成長し、
本当の意味で自由に、喜びと幸せに溢れた、
真に豊かな人生の扉を開くための試練―愛の鞭―だったことに気づくでしょう。
苦しみとは、本当はその人に与えられた大いなる愛なのです。


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