宇宙と「一つ」であること
2014年8月1日
自分という小さな「個―我」を超えて、
全体としての宇宙そのものと一つであること―
本来、すべての「生」というものは宇宙そのものであり、
そこにはどんな分離もなく「一つ」であるものです。
全ての生命は宇宙の中に存在し、
そして宇宙の叡智によって支えられています。
生命、生きているもの全てが「一つ」です。
「生の全体性」という言葉がありますが、
これは、存在するすべては等しく皆同じであり、
「一つなるもの」としてあるという意味です。
宇宙と一つであること。
それは「個」を超え、小さな「自己」を超え、
本来の私たちである「全体」としての宇宙に気づくことです。
そのとき人は、名前なくただ「宇宙そのもの」としてあるでしょう。
言葉や名前なく、ただ「ある」こと。
そこに命の美しさ、命の本質があります。
私たちはいつも「何かになろう」と努力しますが、
私たちはすでに宇宙の本質として「ある」のですから、
「何かになろう」とする必要はありません。
何かになろうとすればするほど、宇宙の本質から離れてしまいます。
私たちは存在し、生きています。
それ自体が、とてもかけがえのないこと、尊いことです。
そしてすべては「一つである」ということ。
そのときには、小さな自我というものを超えて、
私たちは人類全体を、世界全体を愛する者となるでしょう。
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