J.クリシュナムルティのメッセージ NO.24
2014年7月8日
沈黙はあらゆるものに浸透している。
人間の内部、星の動き、川の流れ、静まり返った木々の中に充満している。
しかしその沈黙は、自分のものとして所有したり、記憶として留めたり、
または何か神秘的な素晴らしい経験として満足感に浸ることはできない。
もしそうできたとすればそれは決して沈黙ではない。
それはただの空想、ロマンチックな逃避でしかない。
沈黙は存在する全ての本源である。
目に見えるもの一切に沈黙が宿っている。
耳に聞こえるもの一切に沈黙が宿っている。
沈黙がなければ宇宙も存在しない。
私たちは大抵は沈黙に耳を傾けようとはしない。
心の中がおしゃべりや騒音でいっぱいで、沈黙の入る余地がない。
心はいつも騒がしく動き、不安や恐怖や欲望で溢れている。
そのような心では沈黙の深みを感じることはできない。
沈黙はあなたのまわりに満ちている。
心が何ものにも占有されずに自由であるならば、
途方もなく深い沈黙の調べを聴くことができる。
その沈黙の深みとは、生命の無限の声である。
それはそこに、あなたのすぐそばにある。
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