スピリチュアルな箴言 NO.9
2014年7月1日
光に近づけば近づくほど、
自分が影に満ちていることを思い知らされる。
愛すれば愛するほど、
自分に愛する資格がないことを理解する。
愛には進歩もないし、いつの日か到達できる完璧さもない。
成熟し、理性にかなった、大人の愛などない。
愛の前ではだれひとり大人ではなく、子供でしかありえない。
放棄であり、無頓着であり、精神喪失の精神である子供の精神でしかありえない。
年齢は加算される。
経験は積み重なる。
理性は建設する。
だが、子供の精神は数えず、積み上げず、築かない。
つねに新しく、つねに世界のはじまりに向けて、
愛の最初の歩みに向けて再出発する。
理性の人は、積み重ねられ、積み上げられ、建設された人間だ。
幼年の人は、自分に加算する人間の逆、
自分を脱し、すべてのまったき誕生において再生する人間である。
球で遊ぶ愚者。
あるいは、自分の神に話しかける聖者。
あるいは、その両方。
神とは、大人には知りえず、子供が知るものである。
大人には、雀に餌をやり、時間を無駄にしている暇がないのだ。
クリスティアン・ボバン
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