独り立ちできる精神

2014年6月16日

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真のスピリチュアルは、精神の単独性にあります。
単独性とは、心理的に何ものにも属さないことであり、
完全にアウトサイダーとして、独り立ちして生きることです。

ただしこれは、世俗から逃避して生きるということではありません。
世俗のただ中に生きながら、世俗の一切から自由である生き方です。

人間の真の自由は、何かに属すことにはありません。
心が何ものにも属さず、縛られていないときこそ自由があります。
その自由は精神の単独性にほかなりません。

社会的なもの、集団的なものの中には真理はありません。
真理は大人数の人間にもてあそばれるようなものではありません。
真理は、人間一人一人が自ら発見していくものであり、
そしてその発見があるには、あらゆるものから自由でなければなりません。
社会、伝統、特定の宗教、教え、専門知識―といった一切です。

精神が何ものにも属さず”ただひとり”であること、
そこから真の探究と瞑想が始まります。
それは孤立することではなく、
自分の心の問題を理解して、精神的に独り立ちすることです。
自分で独り立ちできる精神があれば、もう何ものにも頼る必要はありません。
人はそのとき、自分で自分の心と真に向き合い、
そこから自分の心の問題を学び、理解し、解決していくでしょう。

本物のスピリチュアルとは、
このような精神的な強さ、独り立ちできる強さにあります。
そして、そこから生まれた理解や愛、智恵を、
今度は周りの多くの人々と共有していくことができます。
独り立ちすることを手助けできます。
しかし、手助けといっても、あなたはそのきっかけを与えるだけで、
本当に独り立ちするのは、その人自身です。


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