孤独とスピリチュアル

2014年6月2日

Boy Drawing line in the sand

孤独な時間を大切にできる人こそ、スピリチュアルな資質に溢れた人です。
霊的な進歩において「孤独の時間」というものはとても重要です。
孤独の中では、様々な精神の変革や霊的な体験が生まれます。
集団の中や社会の中では決して生まれない霊性がそこにあます。

かつて、この世の中には様々な聖者がいました。
キリスト、仏陀、菩薩、ラマナ・マハリシ─
これらの人々は皆、孤独の中でその霊性を成就してきたのです。
祈る時、瞑想する時─それは「静かな独りの時間」から生まれます。
孤独の中で神を見、神に呼びかけ、神と共に瞑想する。
それが聖者たちの共通のあり方でした。

ただ一人で生を探究できる心を持つこと、精神的に一人で立つこと─
真理との交わりは、常に孤独な精神から起こります。
他者との人間関係に依存したり、社会・集団の中に埋没していては、
真理と交わることはできません。
スピリチュアルなものは、ただ独りの静寂な時間の中にこそあるからです。

深い孤独の中で宇宙と向かい合う精神こそ、真理との交わりを可能にします。
静謐なる孤独な精神、そこから本物の瞑想、命の瞑想が生まれます。
孤独を恐れる人というのは、あきらかに精神的に未熟です。
そのような精神は、決してスピリチュアルではないのです。
聖者たちが世俗を離れ、孤独を愛したのは、そこに霊性を求めたからです。

孤独の中での祈り、瞑想が、心を聖なるものへと引き上げます。
あなたは孤独を愛し、孤独から真理の探究を始めることができるでしょうか。
この孤独の精神、静かなる深い精神にこそ、本物の霊性があります。


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