未知への扉を開く

2011年12月12日

宇宙の聖なる神秘は、未知の次元にあります。
それは人間の知性によって知ることも、触れることもできません。

宇宙の未知なる神秘を「知る」ことはできません。
神秘は知ることができないものですから、
あなたが知っていること、認識できることは決して神秘ではありません。

神秘は不可知なるもの、認識不可なものです。
よって知識は何ら神秘的なものではありません。
知りえるものは過去の古いものであり、それはただの記憶です。

未知の扉が開かれるのは、既知の全てが終焉したときです。
一切の知識、記憶が空っぽになることで、
限界づけられていた意識が終わります。

限界づけられていた意識が終わることで、生の新しい扉が開きます。
それは未知なる神秘の扉です。
意識は「知っている領域」から脱し、
「まったく知りえない無限の領域」へと移行するのです。
これが意識の変革であり、新しい意識の誕生です。

この新しい意識とは、常に未知なる領域に留まる意識です。
そこにあるのは永遠に未知なるもの、永遠に新たなるものであり、
その意識は測り知れない無限性を持ちます。

未知への扉を開き、未知なる神秘の領域で生きる人は、
この世にありながらまったくの異次元を生きます。
神、宇宙の聖性と出会うのは、そのような人々だけです。


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