天使のメッセージ NO.7

2014年4月24日

Daybreak in mongolian desert

地球上に生きる人々はも皆同じ「人間」です。
同じ「命」のうちにある等しい「人間」です。
肌の色の違いや文化の違い、生き方や伝統の違いはあっても、
人間は皆等しいのです。

しかし、この地上では人間同士の争いが絶えません。
人間は国と国で分かれ、民族と民族で分かれ
宗教と宗教で分かれ、個人と個人で分かれ、
互いがそれぞれに対立し、争い、憎みあい、殺し合います。

このような人間同士の分裂を作り上げている大きな要因は「言葉」です。
言葉の違いによってお互いを区別し、それによって分裂しているのです。
国の名前によって分裂し、民族の名前によって分裂し、
各宗教の名前によって分裂し、個人の名前によって分裂しています。
旧約聖書の創世記の物語の中にも、
「言葉によって地上の人間はバラバラになってしまった」という記述があります。

言葉によって互いに分裂してしまった人間は、
自分たちが属する言葉に心を縛り、自分自身の名に心を縛り、
その言葉を振りかざして他の人間を攻撃し、滅ぼそうとする。
国家間の戦い、宗教戦争、民族紛争、領土争い、世間で見られる個人と個人の対立─
これまで地上の歴史はまさに戦いの歴史、争いの歴史です。

言葉というものは、
存在の上に貼られたレッテル、名刺、シンボルにすぎないものです。
その名、言葉、レッテルをはぎ取ってしまえば、
そこにあるのはただ一個の「人間」、名もなき命としての「人間」なのです。

「人間である」ということに、どんな分離もありません。
人間は、人間です。生命として存在する等しい人間です。
この「生の全体性」、人類という普遍性を悟ること、
全ての生命は等しい源から生まれ出ているという真実を悟ること、
その悟りと深い気づきが、本当の愛と平和の何たるかを知るのです。

分裂があるかぎり、そこに愛も平和もありません。
人間は言葉という「幻想」を超え、その仮の存在を捨て、
全てを超えた等しい生命という源を見なければなりません。
言葉の幻想を超越し、生命の本源に立ち帰ること、
そこにのみ本当の愛と平和があるのです。


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