精神の成長と教育について NO.6

2014年3月25日

原生林と渓流と光芒 Virgin forest and shaft beam of li

 

現代の若い人々の生き方は、ある一つのレールに縛らているように思われます。
試験に受かるために様々な知識を頭に詰め込み、
学位を取ったり、仕事を見つけるために奮闘し、いずれ結婚し、
日々の生活では様々な娯楽や享楽に浸り、習慣的で惰性的な生き方をする─
これがほとんど若者がたどる道ではないでしょうか。
しかし「生」というものは、はたしてそれだけのものでしょうか。

仕事に必要な知識や技術は習得していますが、
心は自由ではなく、習俗に埋没し、既成の社会の奴隷になっています。
そのような生き方は、まったく霊的でもなく、創造的でもありません。
したりするかもしれませ。
しかし、そのようなことは創造性ではないのです。

創造性とは、心が自分でまったく新しい「生」を発見することです。
生の真実、永遠なるもの、神─
しいものになってしまうでしょ。
生の本当の豊かさは、習俗や社会的な枠を超えたところにあります。
決まりきった習慣や習俗から離れるには、心はとてつもない創造性をもたなければなりません。
しかし、あいにく多くの人々は創造性をもつことなく、
知識や伝統、習慣や限定された文化などに縛られています。
そのすべてを超えなければ、新しい「生」の次元は開かれません。

もし本当に心が自由で、
何が真実なのかを自分で発見できるような創造性をもてれば、
そこに本当の大いなる喜びがあるでしょう。
そしてそのような精神性の中で生きることそのものが不滅の豊かさであり、
生きるということがまったく違った意義を帯びることになるでしょう。

自由な心、創造性に溢れた心、霊的な豊かさに気づく心─
このような精神性を開花させるためにも、
小さい頃からの教育というものは本当に大切なものになります。
ただ社会に適応させるための教育に一体何の意味があるでしょう?
真実に、豊かに生きれるようになるためにも、
まったく新しい教育と、精神の育み方が求められているのです。


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