本当に大切なものは「心」
2014年3月18日
多くの人は「頭」で物事を追い求めすぎています。
頭で霊的なものを追い求め、それを手に入れようと躍起になります。
しかし、そのように頭だけで霊的なものを追い求めても、
必ず失望を味わう結果になってしまうでしょう。
というのも、頭脳というのは物質であり、かつ有限なものであり、
どんなに知識や言葉を詰め込んでも、やがては失われてしまうものだからです。
「頭脳という物質」で霊的なものを追い求めること自体が間違いなのです。
人間の頭は、霊の真理に触れることはできません。
霊=物質を超えたものは、頭=物質によってとらえることはできません。
頭脳は物質的な過程であり、霊的(スピリチュアル)なものではありません。
では、本当にスピリチュアルなものとは何でしょうか。
霊的なものと真に触れ合えるものは何でしょうか。
それは、人間の「心」です。
心こそ、霊的な真理と触れ合うものです。
聖書にはこう書かれています。
「子供のように無垢にならなければ、神の国には入れない」と。
子供は大人のように知性が発達していません。
大人のようにたくさんの知識や言葉や経験を知りません。
それでも、子供は大人が忘れてしまった神秘と触れ合っています。
それは、子供が「心」によって霊的なものと触れ合っているからです。
大切なのは、その「心」なのです。
子供たちは、知らず知らずのうちに神と触れ合っています。
子供は、大人のように頭脳のあれこれに汚されていないからです。
無垢であるとは、そういうことです。
頭のあれこれに縛られずに、ただ心を開いてみれば、
その心は無限の飛翔によって宇宙の神秘と共鳴するでしょう。
まさに、「物質に縛られない心」によって、それは新しい次元を発見するでしょう。
このような無限の心こそ、人間が持ちうる本当の豊かさであり、
それこそ霊性と真に触れ合えるものなのです。
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