若き女性たちへの助言 NO.2

2014年3月14日

バックグラウンド

たとえ、あなたが大切にしていたものが失われても、
いつまでも嘆き悲しんでいてはいけません。
過去の苦しみを背負っていては、新しい一日は生まれません。
これまでの自分を洗い流し、「新しい自分」として生きましょう。

あなたはこれまで、
自分が大切にしていたものに依存していたかもしれません。
その対象が心の支えとなり、生きがいとなり、生きる意味になっていたかもしれません。
しかし、人間はいつまでも同じものを所有していくことはできません。
どんな心の所有物、精神的な支えであっても、
それがこの世のものであるかぎり必ず終わりがきます。
終わりがあるもの、やがて消えていくものに執着してはいけません。
心の執着は恐怖や悲しみの温床で、決して愛や自由を生みません。

大切なことは、心の執着を持たないことです。
何かに執着する心とは、同時に自分自身へ執着する心です。
その執着は自身の不安、恐怖、虚しさから生まれ、
そこから怒り、嫉妬、憎しみ、悲しみといったマイナスな感情も湧いてきます。

本当に自由な心、晴れやかで愛に満ちた心というのは、
何物にも執着せず、自分に固執することをやめた心です。
自分に執着することをやめれば、心は自らの不安や恐怖の荷を下ろします。
自己に執着することから心の苦しみや混乱が生じていたという真実を悟り、
その自己執着をやめることで心は解放されるのです。

家族、恋人、仕事、財産、知識、理想、信念、夢─
人生においては、時に様々なものを失います。
しかし、心が自分自身に執着することをやめ、
過去の自分(そして未来の自分)というものにとらわれずに生きるならば、
たとえどんなものを失っても、明るく穏やかに、自由な心で生きていくことができます。
あなたが自分中心であることをやめ、そんな自分を乗り越えて強くなれば、
そのときあなたは過去も未来も超えて「今」という時を活き活きと生きるのです。

自由な心、自由な生は、「今」を生きることにあります。
心が昨日にも明日にも執着しないということはそういうことです。
心が「今」を生きるとき、自由はそこにあります。

◇ディヴァイン・ソウル&梵我蓮‐スピリチュアル・ユニバーシティ‐

 代表・愛内清隆&愛内かこ(あいうちきよたか&かこ)

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