命を授かり、生きているということ

2014年3月11日

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命を受けて、そして生きているということ。
それだけで尊いことであり、奇跡的なことではないでしょうか。
生きているということ─それは本当にかけがえのないことです。

現代社会は何かに憑りつかれたように達成や成功を求めて躍起になっていますが、
そうしたものは、はたしてどれほど重要なものでしょうか。
現代社会の私たちは、本当に大切なものを忘れてしまってはいないでしょうか。

私たちの多くは、空っぽの虚しさを恐れているようです。
とにかく虚しい自分が嫌だ、空虚な生活が嫌で嫌でしかたない。
そういう思いにとらわれてはいないでしょうか。
だからその虚しさから逃げようとばかりしますが、しかしそれでは問題は解決しません。

大切なことは、もう何かを追い求めるのはやめて、未来を思いわずらうのもやめて、
すべての心の重りを捨てて、ただ一日一日を自然のままに生きることです。
何も追い求めずに、何も背負わずに、自分で自分を追い詰めず、ただ自然のままに生 きること。
そして「ただ生きている」ということの尊さに気づくことです。
そうして生きていけば、本当に大切な「何か」を悟るでしょう。

とある哲学者がこう言っていました。

“私たちは子供にこう教えるのです。
「地上にやってくる時には物音を立てずに鳥のように静かに降り立ち、
やがて何も跡を残さず空に旅立っていくのだ」と。

「人は何かを成すために存在する」という西洋哲学は、銅像を作り、人の偉業を記録
に残そうとしてきた。
だけど「人は何もしないために存在していてもいいじゃないか」と思うのです。
生命を受け、生きていること自体が素晴らしいことなのですから。”

本当の幸せは、今ここにあります。


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