感受性を開いて生きること

2014年2月26日

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退屈、倦怠感、虚しさ、憂うつ─
こうした気持ちは「生」に対する感受性のなさから生まれます。
感受性が乏しければ、生活は茫漠とし、虚しくなってしまいます。
豊かに、喜びをもって生きるには、感受性を開かなければなりません。

どうすれば感受性は開かれるでしょうか?
それは知識や言葉、過去の記憶といったものにとらわれず、
むしろそうしたすべてを空っぽにして、心を新たにすることです。
心と頭を新鮮にすれば、「生」に対する感性も変わってきます。
それはあたかも「子供のような新鮮な心」「幼児のような無垢な心」です。
子供のように無垢な心であって初めて、世界は輝きと驚きに溢れるのです。

開かれた無垢な心で、世界を感じてみましょう。
大地、草木、空、岩、風、星、水─
あらゆるものが人間の心に呼びかけています。

空を飛翔する鳥たちを見つめてみましょう。
巣を張るクモを見つめてみましょう。
一心不乱に蜜を集めるミツバチを見つめてみよう。
湧き上がり続ける雲、流れ続ける川、天に浮かぶ太陽を見つめてみましょう。
そしてそれらすべての「生命の躍動」を感じてみましょう。

感受性が豊かになれば、何気ない出来事にも大いなる喜びを感じられるでしょう。
遠くから聞こえる子供の笑い声、犬の遠吠え、通りすがりの自転車に乗った少女の笑顔─
今起こりつつあるすべてが「生」であり、その「生」を感じることはとても尊いことです。
感受性が機敏で、解放されていれば、「生」はあなたに語りかけるでしょう。

世界は一瞬一瞬、無限の奇跡に満ちています。
人の心もまた、無限の喜びを持ちます。
あなたの心、感受性が本当に開かれているならば。

一つ一つの生命と共に、果てしない奇跡と共に生きること。
そうすることであなたの生は不滅となり、
決して後退することなく光に満ちるのです。


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