インドの聖賢たちの言葉 NO.5

2014年2月5日

イルカ

果樹園に何百本の木があるか、
それに何千本の枝があるか、
何万枚の葉っぱがついているか、
そんなことがお前たちにとって必要だと思っているのか。
お前たちはマンゴーの果実を食べに来たんだろう。
さっさともいで食べろ。
人間は、神を悟るためにこの世にいるんだよ。
目的を忘れて、ほかのことに熱中しているなんて、よくないね。

私の家、私の金、私の学識、私の快楽。
これはみな人間が所有していると思い込むものだ。
しかし、よく考えてみれば、
“私”だの、”俺”だのというものは、どこにもありはしないのだよ。

金、名誉、五官の歓び―こういう経験をしてからでなければ、
つまり、苦楽の経験を卒業しなければ、たいていの人びとは神に熱中できない。
“私”というものが消えてしまえば、悩みも苦しみも消えてなくなる。
だからこの”私”というものを卒業することが最も大切ことだ。
“私”と”私のもの”という思いが、真の実在を覆い隠しているのだから。

ラーマ・クリシュナ


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