インドの聖賢たちの言葉 NO.3

2014年2月4日

木漏れ日

欲望も決意も努力もなしに太陽は昇る。
太陽がただそこに存在するだけで、
石は熱くなり、蓮は花開き、水は蒸発していく。
磁力が存在することによって磁石の針が動くように、
人々もまた神の聖なる活動と共に動いている。
行為することも、休息することも、
ただ神が存在するという美徳によるものである。

神にはどんな願望も決意もない。
神は何にも属さない。
それは、世間の行為が太陽に影響を与えないのと一緒で、
神は何ものにも影響されず確固として存在し、動き続ける。

人間の力で太陽を消し去ることはできない。
同じように神も消し去ることはできない。
存在するすべては神のうちにある。
全能である神の命令に逆らって何かを為すことは誰にもできない。
それゆえ、すべての苦悩の源である、邪悪で不完全な”私-エゴ”を捨て去り、
神の沈黙の内にとどまることが最善である。
すべてを神の身をゆだね、神それ自体のうちで生きる人こそ真に幸福である。

ラマナ・マハルシ


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