宇宙として生きる
2011年11月18日
生は、私たちが自分勝手に制御できるものではありません。
宇宙は私たち人間の思惑や意志とは関わらずに動いています。
人は自然というものを操ることはできません。
自然はそのあるがままに動き続けています。
雨が降るのも、風が吹くのも、それは自然の力であり、
人はその自然の力の前では無力です。
生とは、それ自体として独立して生きている一つの存在です。
それは宇宙の働き、宇宙の運動そのものです。
全ての生物に死がやってくるのも宇宙の厳粛な働きです。
人は、生の現実の全てを受け入れなければならないでしょう。
誰も死という現実から逃れることはできません。
どんな自然災害が起こっても、それは宇宙の働きの一部です。
宇宙の出来事は全て現実であり、
何が起ころうともそれは厳粛な宇宙の摂理です。
その厳粛な宇宙の摂理を受け入れる心を持つこと、
生の全てを、そして死という現実も受け入れること—
それは宇宙の摂理と共に生きることであり、
あなた自身が宇宙そのものとなることです。
そのときあなたは、生であり、死であり、
宇宙の一切の活動それ自身として生きます。
あなたが宇宙であるとき、あなたは永遠です。
なぜなら宇宙とは、終わることなき永遠だからです。
「あなた」という個が消え、全体としての宇宙それ自体として在るとき、
そこには生も死も超えた次元があります。
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